???「……なさーい!」
勇者「んがー……」
???「起きなさい! このアホ!」
勇者「オウフwwwww……えーっと……あれ? 時の女神様じゃないですかwwww
魔王倒したあとに『あんたなんかもう知らないんだから!』とか似合わないツンデレ決めて消えたとばかり思ったのに、俺のこと恋しくなったりしました?wwww」
時の女神「うっさい! 戦勝記念パーティーだからって、可愛い娘の前で調子に乗って飲んだくれて王室のベットに担ぎ込まれて、どさくさに紛れてお姫様に既成事実作られそうになってるあんたに言われたかないわ!」
勇者「マ?wwwwwwそれはやばいから早く起こして女神様wwwwww」
時の女神「んな些細な事に干渉してる余裕ないわよ。この世界はもう必要以上に干渉しちゃってるの。これ以上干渉しすぎたら、私はこの世界から出られなくなるし、元に戻せないぐらい世界が壊れる事だってあるんだから」
勇者「それって俺が死にまくったのが原因っすよね?」
時の女神「そうよ。あんた後先考えずに突っ込むんだもん。何回巻き戻したと思ってんのよ?」
勇者「サーセンwwwwwwwでも、俺嫌なんすよwwww弱い者いじめして楽しんでるクソみたいな連中wwww」
時の女神「だからと言ってレベルも上げずに丸腰で四天王に挑むアホがどこにいるのよ! 勇気と無謀の区別……は、死にならが覚えていったのよね、あんたは……」
勇者「時の女神様を信じてたからこそできた技っすよそれはwwwwあざすwwww」
時の女神「あんた、喋り方はふざけてるクセに言ってる事はまともなのよね……それに、死に戻りなんて普通1回経験したら2度とごめんだって人しかいなかったのに、あんたは……だからこそ勇者なんでしょうけど」
勇者「いやーwwwでも俺ナイト志望だったんすよwwww」
時の女神「あー、すごい分かるわー……これ以上ないぐらいに」
勇者「で、俺に要件って何すか?wwww」
時の女神「そうね、じゃあまずはこれを見てきなさい」
時の女神「どう? 見てきた感想は?」
勇者「あれ俺の世界っすよね?wwwwwww」
時の女神「そうよ。正真正銘あんたの世界の今酔って潰れてる場所と同じ所よ。付け加えるなら100年後ってぐらいね」
勇者「いやいやいやwwwww世界滅んでるでしょあんなのwwwww本当に俺の世界か分からんぐらいwwww」
時の女神「あんたもそう判断したのね?」
勇者「当然じゃないっすかwww建物どこか石片しか転がってなかったし、辺りは腐乱死体と、それを漁ってる野生動物だらけだし、空気も水も魔法兵器のせいか分からんけど猛毒になってたしwwww普通の人は住めねえっすよあれはwwwwwww」
時の女神「その世界をなんとかできるのがあんたしかいないから、私が今ここにいるのよ」
勇者「つーかなんで100年後があんな事になってるのか聞いていいっすか?wwww」
時の女神「あーそうね。干渉してるのがバレない範囲であんたにネタバレしとくわ。とりあえずあんたは5年後に死ぬわ」
勇者「は?wwwwwwwどっかの占星術師みたいな死刑宣告やめてくださいよwwwww」
時の女神「しょうがないじゃない、事実だもの。それであんたの死がきっかけでこの世界は狂っていくの」
勇者「ってことは、俺なんかやっちゃいました?wwwwwwwwwwww」
時の女神「あんたがなんかやっちゃった結果なら、原因も明確だし事はもっと簡単に運ぶんでしょうけど……」
勇者「とりま、魔王倒したのにあの世界はマジで無いんでなんとかしてくださいよwwwちっぱい時の女神様wwww」
時の女神「ちっぱい言うな! で、これからあんたを50年後……この世界で最も人口が多くて、最も荒れていた時代に飛ばすわ」
勇者「いや待ってwwww俺が死ぬって分かってるならそれ防げばいいんじゃね?wwww」
時の女神「無理よ。あんたの死が『特異点』になってるんだから」
勇者「マ?wwww変更すると大きく世界が変化して、その後の修正が超難しくなるってアレっすか?wwwwwwww」
時の女神「そう。直接あんたの死を防ぐのは危険すぎる。だから未来から干渉して修正するしかない訳よ。未来から過去に干渉できた例もあるし、未来であんたの死因がはっきりと判明すれば、現在に戻って間接的に予防したりすれば『特異点』を消せるかもしれないけど……」
勇者「じゃあ、俺が死ぬ直前飛ばしてもらって、原因分かるまで何度も巻き戻してくれりゃいいじゃないっすかwwwwwww」
時の女神「だーかーらー! もう何度もちょくちょく干渉できないって言ってんでしょ! このノータリン!」
勇者「ノータリンとかヒドスwwwwwでもすっかり忘れてたwwwwwww精神空間でも飲み過ぎたら影響するんすかね?wwwww」
時の女神「少しぐらいは影響するんじゃない? そういう事で50年後に飛ばすわ。最後に聞きたい事は?」
勇者「てかwwwwいきなり50年後に行って世界変えてこいって何したらいいんすか?wwwwww」
時の女神「ノーコメントよ。言いたくても言えないのよ。これ以上情報をあんたに与えると、意図的な介入がバレて他の神が邪魔しに来たり、最悪私が粛清される可能性だってあるんだから」
勇者「あーwwww均衡とか調停とかあの辺の神様融通効かねえっすもんねwwwwそれに、時の女神様が消されるとか嫌なんで素直に従いますwwwwwwwww」
時の女神「分かってるなら話は早いわ。じゃあ飛ば……」
勇者「最後に一つだけ!www一つだけいいっすか?www」
時の女神「何よ?」
勇者「初めて会った時のマイクロビキニ姿で送っ……」
時の女神「はいはいじゃあ50年後に行ってらっしゃーい」
勇者「棒読みでシカトとかwwwwwwwwwww」
勇者「うーんwwww50年後って言われないと分からんぐらい、いつもの城下町なんだがwwww」
勇者「違いと言えば人通りが少ないぐらいか?wwwwおっ、第一国民はっけー……んっ?wwww」
衛兵?「おらっ! なんで横切ったのに挨拶すらしねえんだよクズが!」
国民「すっ、すいません! すいませんすいませんすいま……ごふっ!」
勇者「衛兵さん?www罪状も無さそうな盗賊にも冒険者にも見えない国民っぽい人に何やってんすか?wwww」
衛兵?「あ? 戦士様親衛隊のこの俺様に向かってなんだその口の聞き方はー!」
勇者「えっ?www戦士『様』親衛隊?wwwあいつなんでそんなに偉くなってんの?wwww隠居する気マンマンだったのにwwww」
衛兵?「戦士様を愚弄する気か貴様ー!」
勇者「ちょちょちょwwwwなんでいきなり殴って来るんすか?wwww口の聞き方が悪いぐらいで暴行とか無いでしょwwww」
親衛隊「なぜ避けた! 貴様も公務執行妨害で重罪だ! ここで処刑する!」
勇者「いやいやいやwwwwいきなり得物構えるとか勘弁してくださいっすよwwww」
親衛隊「死ね! ……がっ!」
勇者「うーんwwww弱い人をいじめてる奴は大嫌いなんだが、城の衛兵をいきなり殺したりは流石になぁwwww」
親衛隊「おの……れ! (ピピーッ!)」
勇者「あーwwww呼笛とかは流石にまずいwwww援軍呼ばれ……ってwwww」
魔法使い「あらー? 誰かと思ったら勇者みたいな人ぉ! 戦士の金魚の糞とは言え呼笛使わせるぐらいなんだから、結構強いんでしょぉ!? あたしゾクゾクしちゃうっっっ!!」
勇者「えーwwww魔法使いちゃんなんか昔より性格ぶっ飛んでませんかwwwwwしかもなんで年取ってないんすかwwwwww」
魔法使い「あらぁ? 本当に勇者なのぉ? じゃあ話してあげる……これは、あたしの研究の成果なのぉ。国民も喜んで実験台になって死んでくれたわぁ。能無しが唯一あたしに貢献できるのは命ぐらいよねぇ?」
勇者「うはwwww魔法使いちゃん、研究したいとか言ってたけど、国民を実験に使うとかマジで無いでしょwwwwそんな話なら、俺が速攻で止めてたはwwwwwww」
魔法使い「じゃあねぇ……今からあたしを止めて見てよ、勇者ちゃーん♪」
勇者「ちょwwww両手で顔を挟みこむ恍惚のヤンデレポーズでそのセリフはマジで怖いからやめてwwwwwってwwwwその魔力量と光の量はマジでやばいってwwwww城下町半壊するでしょwwwww」
魔法使い「勇者ちゃん、受け止めてっ♪ あ・た・しの全力全壊♪」
勇者「やばwwwwマジで聞く気ナッシングwwwwwwwww」
勇者「うはwwwwwwwwwおkwwwwwwwwwww」
時の女神「死んで早々の第一声がそれって……あんたらしいっちゃらしいけど」
勇者「いやーwwwwいきなり挨拶代わりに無詠唱の戦略級魔法とか打たれたら、ムリムリムリムリカタツムリwwwwwwwwww笑うしかねえっすwwwwwww」
時の女神「確かにあんたが死んだ直後の光景を今映してるけど、城下町の3割ぐらい吹き飛んでるわね……」
勇者「てかwwwあの無詠唱戦略級魔法よりヤバい魔法持ってたら、タイマンじゃ俺でもかなりきついっすよあれwwww手加減しないで殺す気で行っても、女神様に何回お世話になるか分からんぐらいwwww」
時の女神「まぁそうなるわよね……本当はヒントを上げるのもリスクになるんだけど、何度も死なれて巻き戻すよりはマシだから、一つだけヒントを与えるわ」
勇者「ウスwww」
時の女神「魔法使いは昼間暇を持て余しているから、被験者を探し歩いてるのよ。だからその時間は面倒事を起こさない事。少しでもあんたの力の鱗片を感知されたら速攻で瞬間移動で飛んできて、あっという間に燃えカスになるわよ」
勇者「あーwwwだから昼間だったのに全然人が外歩いてなかったんすねwwwww」
時の女神「そういう事よ。次はできるだけ死なずに情報を集めてなんとかしなさいね」
勇者「ってかなんで魔法使いちゃんがいきなり襲って来たんすか? wwwww戦士の奴も親衛隊とか言う奴らが襲ってきたしwwwwww」
時の女神「だから言ったでしょ、あんたに『しか』頼めないって。私に言えるのはここまでよ」
勇者「あっ、察しwwwwwwwwwwwww」
時の女神「今の話を踏まえた上でもう少し上手く立ち回ってね。頼んだわよ」
勇者「りょwwwwwwwwwwwww」
勇者「さてwwwww魔法使いちゃんはもう完全にヤンデレ化してたし、戦士もこの様子だと話しかけたらヒャッハーとか言って襲ってきそうだしwwwwwとなるとあいつしかwwww」
勇者「チーッスwwwwwww相変わらず寂れた修道院だねwwwwwwここwwwww」
僧侶「ええっ!? 勇者……様?」
勇者「うはwwww面影あるけどめっちゃ老けたね僧侶ちゃんwwwww」
僧侶「その歯に衣着せぬ物言い……本当に勇者様……なのですね?」
勇者「そこは僧侶ちゃんに任せるはwwwwとりま、この城下町が今どうなってるのか教えてwww」
僧侶「そうですね……勇者様はどこまでご存知ですか?」
勇者「魔法使いちゃんがヤンデレになってたのと、戦士がなんか親衛隊作って調子に乗ってるぐらいwwwww」
僧侶「そうですか……ご察しの通り、そのお二人がこの城下町を恐怖に陥れている原因なんですよね……」
勇者「マ?wwww魔法使いちゃんは手がつけられ無さそうなぐらい強かったんだけどwwww戦士の奴も同じぐらいやばい?wwwwwwwwww」
僧侶「いえ、戦士さんは不老の魔法を受けただけで魔法使いちゃんみたいな魔法強化は受けられてないはずですね」
勇者「僧侶ちゃんの話通りなら、先に戦士の奴に話聞いてみたほうが良さじwwwwwwwwwww魔法使いちゃんはマジでヤバすぎたから今の所スルーでwwww」
僧侶「そうですね、まずは戦士さんと交渉して国民への暴虐と、魔法使いちゃんへの被験者献上を止めるべきですね」
勇者「あいつらwwwwwwそんな人でなしの魔族よりやべえ事やってんの?wwwwwwww」
僧侶「はい、私もお二人を止めたくて色々画策していた所なので……」
勇者
「はーwwwww最初に僧侶ちゃんの所に来てよかったwwwwwとりま、昼に外出たら魔法使いちゃんに魔法ブッパされて即死するから、夜までかくまってwwwww」
僧侶「ええ、もちろんです。お飲み物をお持ちしますので、ゆっくりとくつろいでください」
勇者「アザスwwwwwwwwwww」
僧侶「勇者様? しっかりと寝られて……いらっしゃいますよね?」
僧侶
「これで2度目になりますね……あなたに1服盛ったのは。本当は戦士さんか魔法使いちゃんに使う予定でしたのに……」
僧侶
「本当に申し訳ありません……あの時もっと私に勇気があれば、勇者様も死なずに魔法使いちゃんもあんな事にはならなかったのに……」
僧侶
「そんな私達を見かねた時の女神様でしょうか? こうして再び勇者様を今の時代に呼んだのは……」
僧侶
「ありがとうございます、時の女神様。あんな事が起きても、勇者様はこうして私達や人々の事を思っていらっしゃる事が、改めてよく分かりました……」
僧侶
「だからこそ、もう勇者様を休ませてあげてください。困難を乗り越えていくたびに、笑う時間が増えて行く勇者様を見て分かったんです。このまま続けたら、いつか勇者様が壊れてしまうって……」
僧侶
「お願いです、時の女神様。勇者様に手をかけてから覚悟は出来ています、後は私達にお任せください。必ず戦士さんと魔法使いちゃんを止めてみせます……」
僧侶
「おやすみなさい……そして、ごめんなさい……勇者様……」
勇者「僧侶ちゃんまで病んで殺しに来るとかwwwwwwwないわーwwwwwwwwwww」
時の女神
「うーん。これは予想外ね。僧侶の事だから、協力してくれると思ったのが浅はかだったわ……そこまで決意が固いなんて……とりあえず僧侶が残した言葉は覚えてる?」
勇者「なんとなくwwwwwwwww僧侶ちゃんが5年後の俺を殺して後悔してるっぽいぐらいwwwww」
時の女神
「僧侶があんたを殺した犯人なのは分かったけど、動機が曖昧すぎて原因の究明はできなさそうね……とりあえずあんたの死因の手がかりが得られたのは不幸中の幸いだわ」
勇者「ってwwww人の命を軽く扱いすぎじゃないっすかwwwww時の女神様wwww」
時の女神「あんたを信じてるからよ。この程度じゃ笑って済ましてまた行ってくれるでしょ?」
勇者「俺の台詞使ってくるとかwwwwずるいwwwwでも、確かにそうwwwww」
時の女神「まぁ確かにあんた、笑う頻度は増えたわね」
勇者「いやぁwwww笑ってないとやってられんっすわwwwwwww」
時の女神
「そんなに効いて無いようには見えたけど、僧侶の話を思い出してみれば納得だわ……あんたなりに苦労してたけど、それを見せないように配慮してたのね……」
勇者「そんな深い事考えてないっすよwwwww俺単純なんでwwwww」
時の女神
「あんたが意図しないでやっているなら、それはそれで結果オーライよ。それを頭ガチガチの老害に成り下がった僧侶に伝えてやんなさい」
勇者
「そうっすねwwwwあと、僧侶ちゃんが戦士と魔法使いちゃんを止めるって言ってたけどwwwwwあれ結局止められるんすか?wwwww」
時の女神「その結果があの100年後の世界でしょ? もう答え出てるじゃない」
勇者「あwwwwwwつまりあの猛毒の水と空気って魔法使いちゃんが原因wwwwww」
時の女神
「そういう事よ。だから、最終的にあんたが魔法使いをなんとかしないと未来は変わらないし、未来を変えられなきゃ過去にも干渉は難しい。だからまずは戦士に干渉して、何かしらの変化を与えないと厳しいわね」
勇者「てか今回ヒント多いっすねwwwwwwwサービス満点wwwwwwwww」
時の女神
「あんたがある程度情報を持って来たから繋いであげただけよ。それに、私から全部伝えるのと、あんたが情報を持ってきて精査するのとでは、干渉の度合いが全然違うんだから」
勇者「なるほどwwww俺がもっと情報持ってこないとヒントはもらえないってことっすねwwww」
時の女神
「ってか死なないのが一番なのよ。死んで巻き戻す度にバレやすくなるんだから、また死なれないように最低限のヒントあげてるだけなのを忘れないでよ?」
勇者「ウスwwwwwwwツンデレごちそうさまでしたwwwwwwww」
時の女神「やかましい! 僧侶と話す直前まで戻すからさっさと行ってきなさい!」
僧侶「はい、私もお二人を止めたくて色々画策していた所なので……」
勇者(オウフwwwwwww何というベストタイミングwwwwww)
勇者「僧侶ちゃんwwwww俺が来たからには大丈夫wwwwww2人とも俺が止めるwwwwww」
僧侶「えええ? ですが、勇者様はもう……」
勇者
「いやwwwww割と無理してるように見えるけど、思ったよりきっつくないのよwwwww笑ってりゃなんとでもなるしwwwwwwちゃんと話もできるっしょwwwwww」
僧侶「それが……心配なのですよ……」
勇者
「大丈夫大丈夫wwwwwwww戦士と魔法使いちゃんを懲らしめてwwww俺も元の時代に戻って皆幸せにしちゃるからwwwwwwwwwww」
僧侶「皆幸せに……ですか……」
勇者「モチのロンwwwwwww」
僧侶「ちなみに勇者様はいつの時代からここへ来られたのですか?」
勇者「確か魔王倒した直後に飲んだくれてたあたりwwwww」
僧侶
「そうですか……あの時であればまだ間に合いますね。もし、勇者様が元の時代に戻れたら、間違いを犯す前の私を説得してください」
勇者「え?wwwwどゆこと?wwwwww」
僧侶「その……あの日勇者様が飲みつぶれた所へ、お姫様が既成事実を作りそうになったお話があったのはご存知ですか?」
勇者「そういうふうになりそうって話は聞いたwwwwwww」
僧侶
「はい、実際に行為はしたそうですが、幸いな事におめでたい事にはならなりませんでした……それなら私にもチャンスがある……そう思ってしまったのですよ」
勇者「えwwwwwwじゃあ僧侶ちゃんも俺を飲みつぶした所へ襲いに行ったの?wwwwwwww」
僧侶「飲みつぶすのではなく、薬を使いました……魔法使いちゃんにそそのかされて……」
勇者「あーwwwwそれが毒薬だったとwwwwwww」
僧侶「はい、それを魔法使いちゃんの脅迫のネタにされて、これまで非道な事にも手を貸してしまいました……」
勇者
「あざすwwwwそれが分かれば百人力wwwwただ、いつどこで毒盛ってたの?wwwwwあと、万が一のために毒の成分とか教えてwwww」
僧侶「そんなことよりもっと簡単に解決できる方法がありますよ」
勇者「マ?wwwwwどうすればいいの?wwwwww」
僧侶「あの時の私と既成事実を作ってください!」
勇者「ファッ?wwwwwwwwwwそれは色々まずいんじゃwwwwwwww」
僧侶
「まずくないんです! あの時の私は、勇者様に正面から迫れなかった上に、神職ともあろうものが薬なんてものを使ってまで迫ろうとした、根性なしの愚かな娘なんです!」
勇者
「てかwwwwあの時の僧侶ちゃんって、少しでも距離詰めたらいっつも嫌ですオーラ出して来たんですけどwwwwwwwなんで?wwwwww」
僧侶
「それは勇者様が好きすぎて、これ以上距離を詰めたら依存しきって戻れなくなると思い込んでる、生娘の単純な被害妄想なんです……」
勇者「じゃあwww無理やりチューとかしても怒られない?wwwwwww」
僧侶
「時と場合によるとは思いますが、二人きりならまず大丈夫でしょう。それでも嫌がるなら……嫌がれば嫌がるほど迫ってあげてください。多分喜ぶと思います」
勇者「え?wwwwww僧侶ちゃんってドM?wwwwww」
僧侶
「才能は……あると思います。勇者様がお望みであれば調教して差し上げてください。
勇者様を今まで拒否し続けてきた罪とでも言えば、喜んで受け入れてくれるでしょう、
むしろやってください! 私が許します!」
勇者「それってwwww今の僧侶ちゃんの望みなんじゃwwwwwwwww」
僧侶
「いえ、あの頃から考えは変わっていません! ですので、無事過去へ戻られたらお願いします! それで勇者様も救われます!」
勇者
「うーんwwwwそれで俺が死なないならそれでいいかwwwwとりま、戦士と会ってくるけど、夜まで部屋貸してwwwwwww」
僧侶「分かりました、ではお飲み物をお持ちしますの……」
勇者
「いやwwwwwwお構いなくwwwwwもう日沈みかけてるしwwwwww先に戦士の居場所教えてwwww」
僧侶「そうですか、分かりました。では、戦士さんの勤務場所をお伝えしますね」
勇者
「うーーーーーっすwwwwww戦士!wwwww元気してた?wwwwwwwなんか太ったか?wwwwwwwwww」
戦士
「ああ? お前、勇者……なのか? 死んだかと思ったら、いきなり単身で守衛室へ来るとかお前らしいっちゃあらしいが……」
勇者
「魔王城の時も確かそうだったよなwwwwwwてか、いきなりヒャッハーとか言って襲いかかって来なかったなwwwwお前の部下とか国民いじめてたから、同じノリで来ると思ってたのにwwwwwwww」
戦士
「仕方ねえんだよ……あいつに口出しできる奴がこの世界には存在しねえ。もはや神の領域まで到達してるぞ、あいつは……」
勇者「あいつって魔法使いちゃん?wwwwww」
戦士「お前、あいつに会ったのか?」
勇者「一応wwwwwwwめっちゃ強かったから、とりま逃げてきたwwwww」
戦士「逃げられるぐらいの実力があるなら、チャンスはあるかもしれんな……」
勇者「あれ?wwwww戦士も魔法使いちゃんを倒したいん?wwwwwwwww」
戦士「バカッ、声が大きいぞ」
勇者「サーセンwwwwww」
戦士
「僧侶から声はかかってたんだが、どうしても踏ん切りがつかなくて、表向きには敵対しておいてたんだが、勇者が来てくれたのなら……行けるかもしれんな」
勇者
「マ?wwwwwwと、見せかけて馬鹿め、死ね! とか言わない?wwwwwwwww」
戦士
「しねえよ。お前はどう見ても全盛期の姿で、俺は体がたるむぐらいなまりきって、訓練なんてここ何年もしてない。そんな状態で戦ったら負けるに決まってるだろ」
勇者
「そんな状態なら、俺だけでなんとかしたほうがいいっしょwwwwww」
戦士
「なぁに。魔法1発分の時間ぐらいは稼げるだろ。本当なら、お前が救ってくれた国をここまで腐らせちまった罪でここで裁かれても良かったんだが、笑って許してくれるなら、少しだけ時間をくれ。せめてもの罪滅ぼしにな」
勇者
「いやwwwwそれなら悪いのは魔法使いちゃんだけって事になるから、俺としてはやりやすくて良いんだがwwwwwwww」
戦士「そう言ってくれると助かる。で、何か聞きたいことはあるか?」
勇者「そうだwwwwww魔法使いちゃんがなんであんなヤンデレになったのか教えてwwwwwww」
戦士「そこが俺もはっきりと分からなくてな……」
勇者「詰んだwwwwwwwww」
戦士「一つだけ分かるのは、あいつは自分より強い奴を探し求めてるって事ぐらいだな」
勇者「あーーーwwwwww確かにそんなこと言ってたwwwww強いやつを見てゾクゾクするとかwwww」
戦士
「今のあいつならそう言うだろうな。昔は口癖のように『私の魔法を習得できる人がいない』と愚痴ってた程度なんだが……」
勇者「じゃあ俺が魔法使いちゃんに習ったら、目的達成的できてウィン・ウィンじゃね?wwwwwww」
戦士「どうだろうな……試してみるのはありかもしれんが……」
勇者「じゃあ、今から魔法使いちゃんの所言って話してくるはwwwwwどこにいるか教えてwwwwwww」
戦士「おいおい、習うとしても戦略級の魔法だぞ? いくら勇者でも、習得できる可能性は0に等しいぞ?」
勇者「教えてくれるってなら、時間さえあればなんとかなるwwwwwwww大丈夫wwwwwwww」
戦士「はぁ……教えてやるから無理だけはするなよ」
勇者「りょwwwwwwww」
魔法使い「あらぁ? こんな時間に何の用かしらぁ?」
勇者「魔法使いちゃんwwwwwちーっすwwwwwwwww」
魔法使い「見た目も言葉遣いも勇者ちゃんみたいな人ねぇ? しかも強そうだし、あたしちょっとドキドキしちゃう♪」
勇者「いやwwwwwwその前に魔法使いちゃんの魔法教えてほしいんだけどwwwwwww」
魔法使い「だーめっ♪」
勇者「マ?wwwwwwwなんで?wwwwwwwww」
魔法使い
「もう良いの♪ あたしの魔法ってぇ、誰も理解してくれないし覚えてもくれないの♪ だからね……1人でもっと強い魔法の研究をするだけで良いって決めたの♪」
勇者「俺が覚えて理解するからwwwwww教えてwwwwww」
魔法使い「だ・め・よ♪ だって……魔法を教えるより、人体実験をする方が何百倍も面白いんですもの♪」
勇者「ヤンデレポーズでそのマッドサイエンティストな台詞wwwwwwwwwだめだこりゃwwwwwwww」
魔法使い
「そうよぉ♪ あたしはダメなのよ。でも楽しいからやめられないの♪ だから、勇者ちゃんみたいな強そうな人には、あたしの研究した戦略級魔法を試したくてしょうがないの♪」
勇者
「ヒュウwwwwwww無詠唱で飛ばしてくるのは想定内wwwwwで、近接間合いwwww取ったぜえええwwww魔法使いちゃんwwwwwww」
魔法使い「ざーんねん♪」
勇者「がwwwww息がwwww目もwwwwww」
勇者「ファーーーwwwwwwwww毒殺とかwwwwwwwwww」
時の女神「なんで1人で突っ走ったのよ! このどアホ!」
勇者「サーセンwwwwww説得できると思ってたのにwwwwwwww」
時の女神「そんな簡単にできたら、100年後にあんなになるはずないじゃない」
勇者「うはwwwww正論パンチwwwwwwww」
時の女神「とにかく、次はちゃんと戦士と僧侶に相談してから魔法使いに挑む事! いい?」
勇者「イエス・マムwwwwwwwww」
時の女神「ほら、戦士と話してる時に戻してあげるから行ってきなさい!」
時の女神「うーん……私も知らなかった50年間の問題がだいぶ浮かび上がってきたわね」
時の女神
「ここまで情報が揃えば……私が魔王討伐直後に干渉すれば……うん、未来の可能性さえ修正できれば多分大丈夫。あいつは……」
???「時の女神よ……」
時の女神「えっ? 絶対神……様!?」
絶対神「うむ、元気にしておったか?」
時の女神「は、はい……」
絶対神
「いきなり顔を出してすまないとは思っているが、調停と均衡の奴がどうにもお主が面倒見てる世界の事でうるさくてのう……」
時の女神「すいません! 介入は最小限でとどめておりますので!」
絶対神「うーむ……時の女神よ」
時の女神「はっはい!」
絶対神
「いつも信徒へ慈愛に満ちた加護を与える事で有名なお主とは言え、ここまで介入するには何か強い理由があると儂は思うておる。話してみよ」
時の女神「あの世界を破滅させたくない、と言う返答では不十分ですか?」
絶対神
「うむ。その理由であれば、すでにお主が介入した世界などいくらでも滅んでおるでな。なぜこの世界だけは滅ぼしたくないのか、その理由が儂は知りたい」
時の女神「そう……ですね。今思いついた理由としては彼が特別だからかもしれません」
絶対神「この世界の勇者であるか?」
時の女神
「はい。私が見てきた世界の勇者達は、数回死に戻ると精神が壊れてしまうのに、彼だけは何度死に戻りしても笑って済ますんです。そこに気を惹かれたのかもしれません」
絶対神
「なるほど。それはこの世界に縛り付けられ、二度と他の世界に干渉できなくなる可能性があっても成し遂げたいと、お主は思うのか?」
時の女神「分かりません……ですが、世界を滅ぼしたくないと言う気持ちは本当です」
絶対神
「しかし時の女神よ。干渉も度が過ぎると、その世界に縛り付けられるだけではなく、神権の乱用と判断された場合、時の神の座も剥奪となるのは承知の上ではあるな?」
時の女神「承知しています」
絶対神
「あの勇者をお主が救いたいというのであれば止めはせぬ。しかし、お主の存在は同列の神々にまで恩恵があるほど信仰が強い。率直に申すと儂らとしてはお主を失いたくはない。この意味がわかるな?」
時の女神「はい、存じております」
絶対神「うむ、儂が伝えたかった事は以上である。お主からは何かあるか?」
時の女神「いえ、大丈夫です。それでは……」
戦士「どうだろうな……試してみるのはありかもしれんが……」
勇者(相変わらず良い所で巻き戻してくれるなぁwwww時の女神様wwwww)
勇者「うーんwwwwとりあえず3人で僧侶ちゃんと話て決めるべwwwwwwww」
戦士「ああ、そうだな……」
僧侶「おかえりなさ……って戦士さん!?」
戦士「おう、久しぶりだな……色々すまなかった」
僧侶「いえ、私の方こそ最後の最後で戦おうとしてましたから……疑ってしまい申し訳ございません」
勇者「じゃあwwwww仲直りしたって事でwwwwwww魔法使いちゃん対策しようぜwwwwww」
僧侶「あ、はい。対策と言っても、私は魔法使いちゃんの戦略魔法を1発だけならなんとか防げる程度ですね……」
戦士「俺もさっき勇者に話したとおり、1発だけなら壁になれる」
勇者「2人とも1発防いだ後は?wwwwwwwww」
僧侶「死ぬでしょうね」
戦士「ああ、死ぬだろうな」
勇者「だめじゃんwwwwwwwww」
戦士「だが他に方法が無いんだ。あいつは本当に災厄のようなもんだぞ」
勇者「だったら俺が1人でなんとかするはwwwwwww死ぬのが前提とかありえねーしwwwwwwww」
僧侶「ですが……」
勇者「良いから良いからwwwwwwwwとりま、戦士の衛兵が持ってる呼笛で魔法使いちゃん呼べるんだよな?wwwwww」
戦士「ああ、昼間ならそれで駆けつけてくれるはずだな」
勇者「じゃあそれ使って外に呼んで戦うはwwwwwwwww」
戦士「分かった。呼笛を渡しておく」
勇者「あざすwwwwwwwじゃあ戦士と僧侶ちゃんは国民の人を城下町から避難させてwwwww」
戦士「お前どの方角で戦うんだ? 最低でも逆の方角へ逃さないと危ないぞ?」
勇者「じゃあ南でやるはwwwwww北に逃してあげてwwwwwww」
戦士「了解だ、任された」
僧侶「分かりました。戦士さんと一緒に先導しますね」
勇者「そいじゃあwwwwwwwやりますかwwwwwwwww(ピピーッ!」
魔法使い「あらぁ? 勇者ちゃんみたいな人がなんで衛兵の呼笛なんて吹いてるのぉ?」
勇者「イカれたお前を呼ぶためwwwwwww」
魔法使い「あはぁ♪ 見た目も言ってる事も本物の勇者ちゃんみたーい♪」
勇者「あぶねwwww戦略級魔法打ってくるタイミング1歩早いじゃんwwwwww」
魔法使い「あたしの戦略級魔法を避けるなんて流石勇者ちゃん♪ 本物っぽくて素敵よぉ♪」
勇者
「オウフwwwwwww大地震とかwwwwwやべえwwww断層高くて登れねえwwwwwしかも魔法使いちゃん空飛んでるしwwwwwww」
魔法使い「受け止めて♪ あたしの大爆発♪」
勇者「もう草しか生えませんwwwwwwって時の女神様!?wwwwwwww」
時の女神「何よ……? なんか言いなさいよ」
勇者「ウホッwwwwwwちっぱいロリ体型にマイクロビキニとか、懐かしい超犯罪級の美し可愛さっすよwwwww」
時の女神「そう……あんたが喜んでくれたのなら良かったわ」
勇者「いつものツッコミ無しでシリアスとかwwwww何が起きたんすかwwwwwwww」
時の女神「そうね、あんたの世界で言うなら死装束、とでも言えば良いのかしら?」
勇者
「え?wwwwwwwこれ以上死に戻り使うとやばいなら諦めて戻りますよ?wwwwwww時の女神様を殺しちゃったら、マジで信者のロリコン達に一生恨まれるしwwwwwwwww」
時の女神「ダメよ! あんたはこの世界を救うの! 絶対事項よ!」
勇者「どっかで聞いたような臭い台詞吐かないでくださいよwwwwwww時の女神様らしくないwwwwww」
時の女神
「らしくなくてもいいわ。あんたは魔法使いを倒せば、元の時代に戻っても5年後死ななくて済むんだから。感謝しなさいよね!」
勇者「へー……似合わないツンデレっすね」
時の女神「って、なんでそこだけ反応が薄いのよ!?」
勇者
「いやだってwwwwww俺が死なない歴史になっても、時の女神様は消えちゃうって話っすよね?wwwwwww」
時の女神「可能性は0じゃない……けど」
勇者
「ほぼ消えるって言ってるようなもんじゃないっすかそれwwwwwwwwwずっと世話になった女神様が、俺のためだけに消えるとか嫌っすよwwwwwwww」
時の女神「私は良いの。あんたのために消えるってのも悪くないと思ったから」
勇者「意味わからないので、今北産業で頼みますwwwwwwwwww」
時の女神「私 多分 あんた好き」
勇者「いやいやいやwwwwww冗談wwwwじゃないっすよねwwwwwいやいやいや泣かないでくださいよwwwwwww」
時の女神「だって、絶対神様に干渉しすぎた理由を聞かれたら、あんたの事しか考えられなかったんだもん……」
勇者「いやぁwwwwすっげー可愛いと思ってた神様に惚れられるとか俺w最w強wwwwww」
時の女神「じゃあこれからあんたに私の力を全部授け……」
勇者「てかwwwこれ以上時の女神様に死に戻りさせなきゃ良いんすよね?wwwww」
時の女神「そうだけど……」
勇者「じゃあ、ワンモアセッートwwwwwwww次で決めてきますwwwwwww」
時の女神「はいはい。期待しないで待ってるから、適当に頑張ってきなさい」
勇者「すっげー投げやりwwwwヒドスwwwwww」
時の女神「良いじゃない。いつものノリのほうが気楽に行けるでしょ?」
魔法使い「あらぁ? 勇者ちゃんみたいな人がなんで衛兵の呼笛なんて吹いてるのぉ?」
勇者(格好つけて来たは良いけど、どこまで行けっかなーwwwwwwww)
勇者「うっす魔法使いちゃんwwwwwww今回ばかりはマジで行かせてもらいマンモスwwwwwwww」
魔法使い「あぁ♪ あたしの戦略級魔法を交わして切ってくるなんて! 最っ高ー♪」
勇者「っとwwwww大地震で断層できる事は予想済みwwwwwww」
魔法使い「じゃあこれはどうかなぁ♪」
勇者「は?wwwwwwww土草ごと凍結とかwwwww氷壁だとしてもデカすぎwwwwwwww動けねえwwwwwwww」
魔法使い「さようなら、勇者ちゃーん♪」
勇者「……」
時の女神「うん、予想通りね。じゃあ私の……」
勇者「待ってくれ! もう一回、もう一回だけ!」
時の女神「ごめんね、勇者。さっきの1回が私に許された最後の干渉なの」
勇者「じゃあもう帰してくれ……時の女神様も救いたいんだよ、俺は……」
時の女神
「でも、このまま帰ったらあんたも仲間も国民の人達……それにこの世界も救えなくなるのよ? それでもあんたは勇者なの?」
勇者「言っただろ? 俺はただのナイト志望だって。勇者なんて器じゃ……」
時の女神
「何言ってんのよ。これだけ死に戻りしても、笑ってるだけで正気でいられるなんて本物の勇者よ。そんな人間なんて見たこと無いから私は惹かれたんだし、惚れたんでしょうから」
勇者「ははっwwwwそうっすかwwwwww」
時の女神「調子が戻ってきたようね、良いじゃない」
勇者「うっすwwwwwじゃあ最後の力とやらを貰っていいっすか?wwwwwケリつけてきますwwww」
時の女神「ええ、任せなさい」
勇者「ふぁwwwwすげえwwwww見えるwwww俺にも色んなものが見えるwwww」
時の女神
「これから起きる短時間の未来予想が可能になる目よ。もっと使いこなせるようになれば、私の能力みたいに短時間の巻き戻しぐらいならできるかもね」
勇者「無敵じゃないっすかwwwwwこれなら多分いけますわwwwwww」
時の女神「そうね。さっさとケリをつけてきなさい。元の世界に戻す前にあんたに色々言いたい事があるんだから」
勇者「りょwwwwwwwwwww」
魔法使い「あらぁ? 勇者ちゃんみたいな人がなんで衛兵の呼笛なんて吹いてるのぉ?」
勇者「3度目の正直でござるwwww切り捨て御免wwwwwwww」
魔法使い「わおっ♪ 素敵ぃ! あたしも全力出せそう♪」
勇者「大地震からの凍結wwwwwwwここまでは予習で知ってたwwwwwww」
魔法使い「じゃあこれはどうかしら♪」
勇者
「おほwwwwwwww光線魔法とかwwwwww氷に跳ね返って乱射しまくってwwwwwでも未来予測で全部避けられるwwwってか、魔族かよ魔法使いちゃんwwwwww」
魔法使い「うふふ♪ もっと踊ってぇ! 勇者ちゃん♪」
勇者
「地面槍の魔法wwwwwってか量多すぎwwwwwwwwwでも足場のルートは見えたwwww浮いてる魔法使いちゃんジャンプしてへかますぜwwwwww」
魔法使い「あまーい♪ って、すごーい♪」
勇者「近寄ったら毒吐くのも予想済みwwwwwwwww」
魔法使い「まだまだ付き合ってくれるのねぇ♪ 最高よぉ! 勇者ちゃーん♪」
勇者(くっそwwwwwww負ける気はしないけど決定打が見つからねえwwwwww)
魔法使い「ほらほらぁ♪ わぁお♪」
勇者
(また光線魔法wwwwwwってwwwww氷で反射して自爆してるwwwwあああああwwwww良いこと思いついたwwwwwwww)
勇者「魔法使いちゃんwwwwwwwこっちこっちwwwwwwww」
魔法使い「あはははっ♪ どうしたのぉ♪ 勇者ちゃん? 何もしてこないなら殺しちゃうわよぉ?」
勇者「すっげー面白いことしようと思ってwwwwwww」
魔法使い「見せて見せてぇ♪ あたしの研究の参考にするからぁ」
勇者(時の女神様に貰った目のおかげで未来が見えるwwww行けるぞこれwwwwwww)
勇者「見せてあげるけど、魔法使いちゃんの命で支払ってもらうわwwwwwwww」
魔法使い「うん♪ 取れるならいつでも支払ってあげるわぁ、勇者ちゃー……しまっ!」
勇者
「よっしゃwwwww切り取った氷の欠片複数投擲による目眩まし成功wwwww一瞬でもスキを作れば、毒すら展開できない未来が見えないと出来ない芸当wwwwwwwww」
魔法使い「あたし……負けたのね?」
勇者「おうwwww悪いが手加減できなかったwwwww」
魔法使い「あたし……悪いことずっとしてきたんだ……」
勇者「知ってるwwwwwだから俺が止めに来たwwwwww」
魔法使い「だよね……勇者ちゃんを毒で殺しちゃったのあたしだし……勇者ちゃんに復讐されるのも仕方ないよね……」
勇者「傷が深いから喋るなwwwって言いたかったけど、聞きたかったことあったんだwwww」
魔法使い「何かな……?」
勇者「何が原因で、魔法使いちゃんがこんな悪者になったのかが知りたいwwwwwwwwww」
魔法使い「うん、それは多分……私の魔法を継いでくれる人がいなかったからだと思う」
勇者
「戦士が言ってたwwwwwwwでも、こうして決着が付く前の魔法使いちゃんだったら、俺が習いたいって言っても教えてくれないよな?wwwwwwww」
魔法使い「そうだね。諦めてたから……多分教えなかったと思う」
勇者「ですよねーwwwwwwwww」
魔法使い「でもね、ちょっと前に夢を見たんだけど……」
勇者「詳しくwwwwwww」
魔法使い「私が女の子に魔法を教えている夢……その側には勇者ちゃんがいたの……」
勇者「何その光景wwwwwwww」
魔法使い
「多分あの子は勇者ちゃんの娘さんだと思うの。勇者ちゃんとあたしが一緒になって楽しそうに教えてたから……そんなに高度な魔法もで無いのにね……なんであんなにあたしは楽しそうだったんだろうね?」
勇者「えっwwwwwその子って魔法使いちゃんと俺の子供?wwwwwww」
魔法使い
「それは違うと思うんの。どんなやり取りをしたのかは思い出せないんだけど、
家族に教えるような感じじゃなかったから……」
勇者「てかwww魔法使いちゃんが知ってる俺って子供作ってなかったの?wwwwww」
魔法使い「うん、最後まで童貞貫くって……張り切ってたよー」
勇者「うはwwwwwおkwwwwwwじゃあ俺が子供作れば魔法使いちゃんは幸せになれそうって事でおk?wwwwwwww」
魔法使い
「なんとなく……だけどね。うん、疲れたからもう休む……って、勇者ちゃん!? なんであたしに回復魔法を?」
勇者
「魔法使いちゃんが、もう悪いことをしない未来が見えたからwwwwwwwwwww
本音も聞けたしwwwww俺にとってはもう用済みwwwww」
魔法使い「勇者ちゃん……」
勇者
「うっしwwww後は魔法使いちゃん達に任せたぜwwwww今までやってきた罪を背負って反省しながら、国民のための国を作ってくれwwwwwwww」
魔法使い「うん……でも、勇者ちゃんは……元の時代に戻ったら……」
勇者
「分からんwwwwとりあえず死なないようになんとかしてみるwwwwwそんでもって、みんなを幸せにできたらこんな世界にならんとはおもうしwwwwww」
魔法使い「勇者ちゃんなら……きっとできるよ。じゃあ、あたしから一つお願いしていいかな?」
勇者「何かな?wwwwwwwww」
魔法使い「子供を作ってあたしに魔法を教えさせてね♪」
勇者「善処しますwwwwwwwwっとwwwwそろそろ時間なのでアディオス!wwww」
勇者「いやーwwww色々あったけど間に合ってよかったwwwww」
時の女神
「別にそれぐらいの時間なんて私にかかれば造作も無い事なんだから、もっとゆっくり話してきたら良かったのに……」
勇者
「これでも時の女神様が心配だったんすよwwwwwとりま、未来が平和になりそうだと確信してから今すぐ戻りたかったっすもんwwwwwwwwww」
時の女神「まぁ、話ついでにあんたの死因と『特異点』の解消法も聞き出せたのは良しとしましょうか」
勇者「えwwwwwwwあの話ってそんなところに繋がってたんすかwwwwww」
時の女神「そうよ。まぁ、魔法使いの方から話さなくても戻ってきたら私があんたに全部教えるつもりだったけど」
勇者
「ファーwwwwwwてか、なんでそんなにもったいぶってたんすかwwwwww最初から教えて下さいよwwwwwwww」
時の女神
「このバカチン! ヒントを与えすぎたら干渉が強くなって色々ヤバいって最初に言ったでしょ! それに、私の時空視も表に見える問題を見られるだけで、あんたが実際に干渉して掘り起こしてくれないと分からない事実も多いのよ?」
勇者「なるへそwwwwwwじゃあその回答教えて下さいwwwwwwwww」
時の女神「じゃあ言うわよ。僧侶と結婚して子供を作りなさい」
勇者「何その単純かつ明快な回答wwwwwwwwwwwそんなのでいいんすかwwwwwwww」
時の女神
「ええ。あんたが死ぬ歴史だと、姫様との既成事実事件が問題っぽくて童貞を貫いて死んだから。だからその歴史から変えないといけないのよ」
勇者「それが原因で童貞とかwwwwwwてか、本当にそんなのでいいんすか?wwwwww」
時の女神
「僧侶と結婚する事で彼女があんたに毒を盛る必要がなくなって、あんたが子供を作る事で、魔法使いが継承者不足で自暴自棄になる事も無くなるのよ。最高でしょ?」
勇者「それで平和になるならwwwww頑張りマンモスwwwwwwwww」
時の女神
「その意気よ。じゃあ、あんたを酔いつぶれた翌日に飛ばしてあげる。目の前に介抱してくれている僧侶と二人きりになってるはずだから、あんたは速攻でプロポーズしなさい」
勇者「それって色々雰囲気台無しだと思うんすけどwwww大丈夫なんすかそれwwwwwwww」
時の女神「50年後の僧侶も言ってたじゃない『時と場合によるけど二人きりなら大丈夫』って」
勇者「あwwwwwwなるほどwwwwww」
時の女神「これで最後になるんだから、絶対失敗するんじゃないわよ?」
勇者「いやーwwwwもう時の女神様に死に戻りしてもらえないってなるとちょっと自信がwwwww」
時の女神
「なーに甘ったれた事言ってんのよ。魔法使いを倒すよりも数百倍簡単でしょ? ……ってなんでそんなに顔近づけてるのよ?」
勇者「最後にwwwww時の女神様の未発達成熟ボディをこの目に焼き付けたくてwwwwwww」
時の女神「未発達言うな! その劣情は僧侶に吐き出してやんなさい! きっと喜ぶから」
勇者「ウスwwwww」
時の女神「じゃあ飛ばすわよ。幸せにね……勇者」
僧侶「……さま? 勇者様!?」
勇者「うはwwwww完全にベッドで朝チュンwwww」
僧侶「大丈夫……ですか? 随分と酔っていましたが……」
勇者「モチのロンで大丈夫wwwwwwこの通りwwwww」
僧侶「ゆ、ゆゆゆ勇者様!」
勇者「どうしたの?wwwwって全裸だったwwwwwwww」
僧侶「すすすすすいません! 私外へ……」
勇者「待って!wwwwwwww」
僧侶「えっ?」
勇者「僧侶ちゃん。俺と結婚してwwwwwww」
僧侶「ええええ!? いけません! こんな私となんか……」
勇者
「うっし分かったwwwwwwじゃあ、これから僧侶ちゃんにチューするwwwww嫌なら逃げてwwwwwww」
僧侶「……」
勇者
(マ?wwwwwww逃げないでこっち向いて目つぶってくれるとかwwwwww50年後の僧侶ちゃんマジ感謝wwwwwwwwwww)
絶対神「さて、時の女神よ」
時の女神「はい。全ての罪を受けようと思います」
絶対神「うむ。度重なる時空の干渉、更に神の力を与えてしまった罪は重い」
時の女神「存じています。この身、如何様にして頂いても構いません」
絶対神「度重なる干渉については、すでにお主はこの世界に縛り付けられてしまっている。これは不問とする」
時の女神「!? 何故ですか!?」
絶対神「答えることはできん。そして勇者に神の力を与えてしまった罪に関しては、お主の時の神の座を剥奪とする」
時の女神「はい、妥当だと思います」
絶対神「時に、座を奪われた神の行末は知っておるか?」
時の女神「いえ、私はあまり他の神と関われる時間が少ないので存じでおりません」
絶対神「気にはならぬか? お主がこの先どうなるのか……」
時の女神
「私は……たとえ地獄に落とされようとも構わない覚悟で神権を行使しました。ですから、この先何が起きても悔いはありません」
絶対神「そうか……では、罰を実行する。お主の行く末に祝福あれ……」
???「オギャア! オギャア!」
産婆「勇者様! 僧侶様! 生まれました! 女の子の赤ちゃんですよ!」
勇者「うはwwwwwwマジで女の子だったwwwwwwwww」
僧侶「勇者様……頑張りました」
勇者「うんwwwwあざすwwwww後はゆっくり休んでwwwww」
~ 1週間後 ~
僧侶「そろそろこの子に名前を決めないといけませんね」
勇者「そうだったwwwwえーっとwwwwちょwwwその視線はwwwwwww」
僧侶「この子がどうかされましたか?」
勇者「いやwwww名前をひらめいたwwwww時の女神子にするwwwwwww」
僧侶「えええ!? 良いんですか? 時の女神様に怒られますよ!?」
勇者「でも今、時の女神様に祈っても返事返ってこないんでしょ?wwwwww多分もういないよwwwwwwwww」
僧侶「はい、たしかにそうなのですが……」
勇者「はい決定ーwwwwwww」
時の女神子「しっかし目線を飛ばしただけでよく気がついたわね。パパ?」
勇者「いやいやいやwwwwだって時の女神様が時空視くれたでしょwwww見えちゃったしwwww」
時の女神子「そうだったわね……」
勇者「だがしかしwwww俺の子に転生とかwwwwwww運命すぎるでしょwwww」
時の女神子「そうでもないのよ」
勇者「どゆこと?wwwwwwwww」
時の女神子
「絶対神様から神権の乱用の罪で時の女神の座を奪われたんだけど、その後の話を聞かなかったのよ、私」
勇者「なんで聞かなかったのwwwww」
時の女神子
「あんた……もとい、パパを救った所でもう私の役目は終わったから。地獄にでもどこにでも叩き落されてもいいって思ってたのよ」
勇者「時の女神さ……いやwwww時の女神子すげえwwwwwwww」
時の女神子
「ふふっ、ありがと。で、絶対神様が最後に『行く末に祝福あれ』って言ってたのよ……私の今の状態と絶対神様の言葉を思い出したら、偶然とは言えなくてね」
勇者「絶対神様ナイスwwwwwww俺今マジで幸せだしwwwwwwwww」
時の女神子「そっか……パパが幸せなら私も幸せよ。さて……」
勇者「おwwww魔法使いちゃんが来たかwwwwwww」
魔法使い「時の女神子ちゃーん♪ 魔法の練習しましょー♪」
勇者「行ってらっしゃいwwwwそういや魔法の習得は順調?wwwwwww」
時の女神子「私を元何だと思ってるのよ? 魔法使いちゃんがゾクゾクするぐらい順調よ?」
魔法使い「うん♪ ほんとすごくてあたしを超えちゃいそうなのっ! 最高よ! 時の女神子ちゃーん♪」
勇者「うはwwwwwwww順風満帆過ぎて俺最強wwwwwwwww」
~~~終
台詞の長い部分をもっと読みやすくしたほうが良いと思ったのが投下中の感想です。
他になにかありましたら感想などいただけると有り難いです。
乙
さっきも書いたけど僧侶の性別が途中まで分かりづらかった
女だらけのパーティーでとか時の女神様に言わせるといいかも、叙述トリックの類なら見事にハマったが
そこまで高度なことは考えてなかったですwww
性別わからなかったのはマジで描写能力不足でした。
これからも続けてくれや
あざす、がんばります!
投下は初めてだったんで加減が分かりませんでした、申し訳ない
次回作待ってるぜええええ
最後まで呼んでくれて多謝!
特にそういった設定は考えてないです
メタは発言はちょっと悪ノリしただけです
引用元: https://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1630993851/