【悲報】日本一ソフトウェアさん、もう駄目そう

日本一ソフトウェア株価が-17％の急落　「MSワラント」による資金調達発表で売られる
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000076-it_nlab-bus_all

2019年5月20日の株式市場で、ゲーム開発の日本一ソフトウェア（東証JASDAQ）が急落。前営業日比で269円安（-17.05％）の1309円で取引を終えました。 前営業日に、「MSワラント」の発行という手法で資金調達を発表したのが要因です。

午前の取引開始から売り気配でスタートし、取引終了間際には下げ幅が拡大しました。 MSワラントの発行による株式の希薄化などが嫌気されたためです。終値ベースの株式時価総額は約67億円に落ち込んでいます。

前週末（17日）の発表では、同社は6月3日を割当日として、37万5000株の行使価額修正条項付新株予約権（MSワラント）を発行し、約5億7364万円を調達。希薄化率は発行済み株式数に対し7.34％になります。割当先は大和証券。

資金調達の理由として、同社は「新規IP（知的財産）創出のための開発資金、既存IP活用のための開発資金として、開発を行うスタッフの人件費、開発の一部を外注することで生じる外注費、ソフトウェアなどのシステム開発を含む設備投資などに充てる」と説明しています。

「MSワラント」って？

　MSワラントは正式には「行使価格修正条項付新株予約権」です。新株予約権（ワラント）は企業に新規株式の発行を要求できる権利ですが、これに権利を行使する額を株価の変動に応じて修正できるという条件が付いたものです（「MS」はMoving Stirkeの略）。

MSワラントはその時点の株価より常に安い価格で行使できるので、発行された株式をすぐに売却すれば利益が得られることになります。また引受先は、その会社の株を借りて空売りし、下がった株価をベースに新株予約権を行使し、発行された株を借りた株の返却にあてることで、株価が下落した分を利益にすることもできます。このため、引き受けるのは大量の空売りができる証券会社であることが多く、今回は大和証券です。

一方、既存の株主にとっては、新株予約権の行使で株式総数が増えることで、保有株式の1株当たりの価値が減る（「希薄化」）上、株価が下がればダブルパンチになります。一般的に、MSワラントは既存株主に歓迎されないので、この日の取引で日本一ソフトウェアの売りが相次いだというわけでです。

この時に家庭用ゲームは未来無いってことに気づかないとあかんわ
自業自得すぎんねん

日本一ソフトウェア 代表取締役社長・新川宗平氏インタビュー
2016/02/01 12:00

――（笑）。そう宣言するほどに、今後も新規IPを重要視していくと？

新川　“家庭用ゲームを作りたいけど作らせてもらえない”という開発会社さんが意外と多いのです。
“大手パブリッシャーと組んでも、ソーシャルゲームばかりで家庭用ゲームを作れない”という声や、“新しい企画がぜんぜん通らずに続編ばかり”という話をよく聞きます。

しかしそういう状況は、我々にとってチャンス以外の何物でもないわけです。
「だったら、我々とやりませんか？」と言えることが、弊社の強みではないかと思っています。

――最後に、2016年の日本一ソフトウェアの意気込みを聞かせてください。
新川　日本一ソフトウェアは、2016年も新規IPを作り続けます。我々にとって、家庭用ゲーム機の市場がいちばん重要ですし、熱心なゲームファンの方々に買っていただける商品を作らなければ、ワールドワイドだろうが、スマートフォンだろうが通用しません。
いちばん目の肥えた、そしていちばんきびしい評価をしてくれるユーザーがいる市場でがんばるということは、決してムダではないはずです。
ぜひ応援していただければと思います。
https://www.famitsu.com/news/201602/01097439.html?page=2