桃「ふう…アニメ終了から書き続けてきたシャミ桃のイチャイチャ小説、ついに完成したぞ」
桃「冬コミまでギリギリだったけどなんとか間に合った」
桃「あとは本番知り合いに会わないようにしないと」
桃「まあシャミ子もミカンもコミケなんていうアングラなイベントに行く子じゃないから心配する必要ないけど」
桃「当日は頑張るぞぉ!」
コミケ当日
ドケゴラァ
トマルンジャネエゾ
ナノハカンバイ
ンホ~コノドウジンシタマンネェ~
桃「うおぉ…この熱気、まさしくコミケって感じだなあ」
桃「マスクとサングラス、帽子を深く被っておけば大丈夫かな」
お客「すいません、一冊ください」
桃「はい、500円です」チャリン
お客B「シャミ桃本ください!」
桃「はい」チャリン
お客C「デュフフ、シャミ桃尊い…」
桃「私もそう思います」チャリン
お客D「シャミ子エッッッッッ!!!」
桃「シャミ子が悪いんですよ」チャリン
お客Y「やっぱシャミ子ちゃんは人気あるなあ、どっかのヒロインとは大違いだ」
お客T「うるさいですね…」
桃「一冊500円です」チャリン
桃「ふう…なかなか好調だな、初参加だから50部でも多いって聞いたけどこのペースなら捌けそうだなぁ」
ガヤガヤ
桃「ん?あそこの壁サーのところ、なんか異様に盛り上がって…」
スゴクカワイ-
モエ-モエ-
シャミ子「はわ~すごい数の人ですねえミカンさん!」
ミカン「ほんとね!どんなお祭りかはよく知らないけれどこんなに集まっているなんてね」
桃「!??🍑!!!❤??」
桃(な、なんで2人がこんなところに!?)
桃(これはおかしい…いくらなんでもおかしい)
桃(そもそもあの2人こんなことに興味ないはずだし!)
桃(これは何か裏があるんじゃ…)
シャミ子「それにしても料理だけじゃなくてこんな才能もあったなんてすごいです!」
ミカン「ええ、本の売るのを手伝って欲しいって言われたときにはよくわからなかったけど、これなら仕方ないわね」
リコ「いや~手伝ってくれてほんまありがと~な」
桃(あんの狐…!!)
桃(今度あったら軽くフレッシュピーチハートシャワーぶつけておこう…だけど…)
シャミ子「けどリコさん、なんで私たちはこんな格好なんでしょうか?このメイドさんみたいな服はかわいいですけど」
ミカン「私アニメとかには詳しくないけど、私のはお腹丸見えとか結構奇抜な衣装ね」
リコ「それはな、今回ウチが描いた本がそのコスプレのキャラの同人誌やからやで、その方が雰囲気も出ててええやん?」
リコ「2人がしてる格好は最近やってた『レズールアーン』っていうアニメのキャラや、かわいい2人にはピッタリやと思うてな、声も似とるし」
シャミ子「へぇ~どんな作品なんですか?」
リコ「自分のことを戦艦だと思うとる頭のおかしい女の子たちが戦って、勝った方が負けた方に性的なおしおきをするアニメや」
ミカン「それ地上波で流して大丈夫なやつなの!?」
桃(シャミ子工ッッッッッッロ!!!!」
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___________1時間後
リコ「2人が手伝ってくれてほんま助かったわ~、500部全部完売や、これ今日のお駄賃な~」
シャミ子「お疲れ様でした!この後どうしましょうか?」
リコ「向こうにコスプレの撮影スペースがあるから行ってみたら面白いと思うで、ちょうど2人ともかわいい格好してるし」
ミカン「そうね、せっかくだから行ってみましょうか」
リコ「うちは片付けとか色々あるから2人でいってらっしゃ~い」
シャミ子「では早速行きましょうミカンさん!」
リコ「ほな~、あ、次回の申し込みとスペースレンタル料?全部『喫茶店あすら』持ちでお願いしますぅ」
コスプレスペース
シャミ子「わ~!かわいい格好した人がいっぱいいますね!」
ミカン「最近のコスプレってすごいわねえ、仮面ライダーみたいなのもいるわ」
カメラマンA「あ、『レズアン』のコスプレ!1枚いいですか?」
シャミ子「あ、はいどうぞ」ニコッ
カメラマンB「こっちにも目線ください!」
ミカン「こうかしら?」キャハ
カメラマンS「2人で抱擁しながら目線を頼むでござる」
シャミカン「「こう?」」ギュウ
カメラマンS「ヤバすぎでしょwwwwwwwwwwwwwwwwWWwwwWwWwwWwW」
シャミ子「なんかすごく楽しいですねこれ!」
ミカン「ええ、用事で来れないみたいだったけど桃も呼べばよかったわね」
カメラマンM「あ、あのすいません…」
シャミ子「はい?なんでしょうか?」
カメラマンM「さ、撮影…撮影しても大丈夫ですか…」
シャミ子「どうぞどうぞ!遠慮無く!」
カメラマンM「フヒッ…じゃ、じゃあ目線こちらにください…」
ミカン(サングラスにマスクで帽子まで深く被ってて不思議な人ね…)
カメラマンM「じゃあ、こんなポーズしてもらえますか…」
シャミ子「ん~こんな感じですか?」マエカガミ-
カメラマン「フヒヒ…次は…こんな感じで…」
シャミ子「こうですかー?」アヒルスワリウワメヅカイ-
カメラマンM「エッッ、次は倒れ込んで足をM字に…」
シャミ子「こう…かなぁ…」
カメラマンM「ああ、いい!いいよぉ、シャミ子ぉ…」
シャミ子「え?今名前…」
カメラマンM「!?あ、シェフィ子!キャラの名前ですよ名前…」
ナンダナンダ
ヘンタイカメラマンガイルラシイゾ
ケイサツヨベケイサツ
カメラマンM「く、こうなったら…あ!あんなところで声優の鬼頭〇里が真っ裸で走り回ってる!」
ドコダドコダ
サガセ オレガカメラデトルンダ
オルガ モウバッテリ-ガナイヤ
ナニヤッテンダミカァァッ
ミカン「ちょ、人の流れが、わぷ!」
カメラマンM「この隙に…散!」
シャミ子「あ、逃げた」
(ばんだ荘)
シャミ子「ただいま帰りましたー!」
桃「おかえり」
良子「おかえりなさいお姉、どうだったコミケは」
シャミ子「いやー凄かったですよ、まさにお祭りですね」
ミカン「気がかりなのはシャミ子を撮ってたあのカメラマン、結局見つけられなかったわね…写真が悪用とかされなければいいけど…」
ご先像「なんと!そんな不埒な輩がおったのか、けしからん!」
ミカン「ええ、しかもなんかずっと『ウヘヘ』て言いながらねっとりとした感じでシャミ子を見てたの!」
ご先像「そいつ絶対に陰キャ系童貞カメラマンだぞ!シャミ子のストーカーとかか何かか?」
ミカン「あの動きの速さ、多分普通の人間じゃないわね…しばらく警戒しないと」
シャミ子「それにしても会場が熱かったせいで喉が乾きましたね、何か飲まないと」
桃「じゃあ私がお茶入れてくるよ、待ってて」
ゴトッ
ご先像「あいたー!」
ミカン「ん?桃、ご先像の近くに何か落として…」
📷「ヤァ」
ミカン「」
ミカン(このカメラ…桃こんなの常に携帯してるタイプだっけ…それにこの機種どこかで見覚えが…)
桃「ミカン」
ミカン「ひっ!な、何かしら桃…」
桃「ありがとう、気付いてくれて。今日ちょうど野鳥の撮影で使ってたんだ」
ミカン「そ、そうなの…てかあなた野鳥とかに興味あったっけ?」
桃「ミカン」ズイ
ミカン「な、何!?」
桃「今日急に撮りたくなっただけだから、それだけだから、それ以上もそれ以外もないんだよ」
シャミ子「何を撮ったんですか?見てみたいです」
桃「シャミ子にはまだ早いかな、R指定だし」
シャミ子「どんな鳥ですがそれ!?てか同い年!!」
(闇の空間)
リリス「しかしコミケとは、余が封印されている間に文化とは色々と進化するものだな」
リリス「ん?これは…」
📷「コンニチハ」
リリス「さっき桃が落としてぶつけたものか、御供物判定受けてここに出てきたのか」
リリス「!しめしめ、もしかしたらここに桃の秘密が撮られているかもしれないな…」
リリス「ククク、これも魔族の栄光を手にするため!早速中身を…」
ピッ
リリス「………………これは!!」
がんばれ桃さん!
ところで前回の夏コミから参加にはリストバンドが必須になっているぞ!
しっかりと準備をして楽しい4日間を過ごすんだ!