右京「にゃんぱすとは何でしょうか?」
冠城「この地方の方言じゃないですか?田舎ですからね」
れんげ「田舎・・・」
右京「君、失礼ですよ」
れんげ「うち、田舎に住んでるん・・・」
右京「田舎かどうかはともかく自然があっていい所ですよ」
れんげ「山で山菜とか取れるのん」
冠城「否定はしないんだ」
右京「それで、にゃんぱすとは何ですか?」
れんげ「言葉で表すのは難しいのん。生きていく中で答えを見つけるしかないのん」
右京「おやおや、まだ小さいのに哲学的な考えをお持ちで」
冠城「変わってる子どもですね」
れんげ「うち凄いのん!」
亀山神戸はすきカイトはもうね…
れんげ「おっちゃん達どこから来たん」
右京「東京からです」
れんげ「東京!凄いのん!ロボットいるん?」
右京「まあAIなどはロボットの一種なのでいるといえばいますね」
冠城「子どもか考えるロボットはガンダムとかでは?」
れんげ「新幹線は?変形するん?」
右京「僕の知る限りではそういった車両は見たことありませんね」
れんげ「あと何年で変形するん?」
冠城「あと何分で会話終わるん?」
冠城君のこういうところ好き
一穂「車がパンクして困ってたんですね~」
右京「ええ、この辺に修理できそうな所もないものですから」
一穂「れんちょん、こういうときはすぐに大人を呼ぶんだよ」
れんげ「分かったのん」
冠城「れんちょんとは変わったアダ名ですね」
れんげ「うち、かっこいい?」
冠城「はいはい、かっこいいよ」
一穂「修理依頼しましたけど明日になるそうですよ」
右京「そうですか。一応、課長に連絡しましょう」
冠城「俺達暇ですから別に問題ないでしょうね」
一穂「お二人はサラリーマンですか?」
右京「失礼しました。警視庁の杉下です」
冠城「冠城です」
一穂「へー、本物の刑事さん初めて見た」
れんげ「刑事なのん!」
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れんげ「犯人撃ち殺すん?」
右京「映画のようにはいかないんですよ。我々には拳銃携帯命令が出ていませんし捜査中にも簡単に発砲は出来ません」
一穂「すみません。妹が変なこと聞いて」
れんげ「凶悪犯なら撃ち殺していいん?」
一穂「れんちょん・・・」
冠城「ゲームの影響・・・といいたいけどゲーム無さそうですねこの辺じゃあ」
れんげ「」カチン
夏海「やっと帰ってきた」
小毬「あれ?そのおじさん達誰?」
冠城「あのねえ、この人はおじさんだけど俺はお兄さん」
右京「小学生から見れば君もおじさんなんでしょうね」
小毬「小学生じゃないし」
れんげ「こまちゃんは中学生なん」
右京「これは失礼しました。愛らしい外見ですから」
小毬「それほどでもないかなー」
冠城「子供の扱いは右京さんのほうが上手いですね」
暇課長の手伝いかもしれない
ヤクかヤーさんってことか
右京「お茶まで頂いて恐縮です」
冠城「よそ様の家に1泊するなんて思いませんでしたね」
一穂「この辺りはホテルもありませんから」
冠城「ぐわっ!」
右京「冠城君?」
冠城「お茶がめちゃくちゃ辛い」
右京「この臭いはハバネロです」
冠城「えぇ・・・」
右京「れんげさん、犯人はあなたですね」
れんげ「知らないのん」
冠城「君ねえ、下手したら障害事件だよ」
れんげ「やーぶれーかぶれのやぶいしゃがー」
冠城「余計怪しいから」
れんげ「証拠はあるん?」
右京「お茶を運んできたのは一穂さんです」
れんげ「なら、ねえねえが犯人」
一穂「ちょいちょい」
右京「しかし真っ先に自分が疑われる状況でハバネロを混入するとは思えません」
一穂「そうそう」
れんげ「それならうちがやった証拠は結局ないのん」
右京「それなら右手をポケットから出してください」
れんげ「嫌なのん」
一穂「れんちょん出しなさい」
冠城「あ!」
右京「その手は誤ってハバネロの汁に触れてかぶれてるのではありませんか?」
れんげ「違うのん!」
右京「それからシャツはハバネロの汁が飛んだから着替えたみたいですが、靴下は見落としていますね」
れんげ「こ、これはハバネロじゃないのん」
右京「おやおや靴下に汚れなど付いていませんけれど?」
れんげ「そのおっちゃんは村のこと田舎って言ってバカにしたのん」
右京「確かにしてましたねえ」
冠城「バカにしたわけではありませんから。それに仮にバカにされても異物混入で大人にイタズラなんてやりすぎです」
右京「もちろんれんげさんの単独の犯行ではないでしょう。小学生にしては手際が良すぎます」
一穂「まだ共犯が?」
右京「れんげさんは罪を認めてますよ。出てきたらどうですか?」
蛍「」
一穂「いつの間にうちに?」
冠城「君が共犯?何で俺にハバネロなんて盛ったの?大人なら善悪の区別ぐらい付くでしょ」
蛍「は?」
一穂「その子、うちの生徒」
右京「僕としたことが!成人女性だと思っていました」
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蛍「その人が小毬先輩に失礼なことを言ったと聞いてつい」
右京「友達の敵討ちですか」
冠城「そんなことで俺はあんな目に会ったのか・・・」
右京「これに懲りたら女性に失礼なことを言わないように気を付けて下さいね」
冠城「女性って子どもじゃ・・・」
蛍「」ギロリ
右京「それはそうと、蛍さん」
蛍「はい」
右京「あなたが友達思いなのは結構です」
蛍「はい」
右京「しかし、自分の手を汚さない為にれんげさんの冠城君への怒りを利用したことは友達を利用する最低の行為ですよ!」プルプル
蛍「ごめんなさい」
小毬「何してるんだろう?」
夏海「さあ?」
子ども相手だからかな?
れんげ「うちが悪いん」
蛍「いいえ、私が悪いですから一緒に警察に行きます」
一穂「もう駐在さん帰っちゃってるよ」チラリ
右京「まあ未成年のやったことですし大元の原因は僕の部下にあります。今回は警察が介入するほどではないでしょう」チラリ
冠城「俺は散々ですけど」
右京「ところで、よくハバネロが一般家庭にありましたね」
一穂「蛍ちゃん、どこから持ってきたの?」
冠城「そういえば子どもがハバネロを激辛の香辛料だと知ってたのも不思議ですね」
蛍「イライラしながら歩いてたら駄菓子屋さんがくれました」
冠城「あの駄菓子屋の女ですがスピード違反で捕まったので警察を逆恨みしてたみたいです」
右京「私怨が連鎖した事件だったわけですね」
冠城「だからって子どもを利用するなんて非常識ですよ」
右京「子どもたちの顰蹙を買った君に今回の事件の一因がないわけではありませんが」
課長「暇か?お前唇腫れてないか?」
冠城「ほっといてください」
右京「口直しに甘い紅茶でも飲みますか?」
いつ帰ってきたんや
引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1545815213/