シャミ子「桃なんか嫌いですっ」
ミカン「どうしたのよわざわざうちまで来て」
シャミ子「聞いてくださいよミカンさん!!」
シャミ子「寝る時くっ付いてくるからいっつもまともに眠れないし!」
シャミ子「そのくせ朝はちゃんと起こしてくるし!あと10分って言ってるのに待ってくれたこと一回もないんですよ!?」
シャミ子「プロポーズしてくれるのだって待ってるのに!いつまで待たせるつもりなんだ臆病者ーーー!!!」
ミカン「へえ」
シャミ子「手繋ごうとしても恥ずかしがって繋いでくれないし!」
シャミ子「並ぶと気付いたら車道側歩いてるし!私だって桃のこと大事にしたいのに!!」
シャミ子「買い物行くと荷物全部持っちゃうから私が悪い気になるんです!!」
シャミ子「私の眷属なんですけど!!!」
シャミ子「ソファーに座ってテレビ観てると勝手に膝枕されに生えてくるんですよ!おかげで毎日のように足がシビシビです」
シャミ子「重いって桃に言ったら『大腿筋の鍛え方が甘いからだよ』って…本当に桃ったらどういうつもりなんでしょうか!?」
シャミ子「お皿洗うの手伝おうとしてすぐ食器とかフライパンとかダメにしちゃうし!!」
シャミ子「ミカンさんどう思いますか!!」
ミカン「ちょっと前髪伸びてきたし切ろうかなって思うわ」
シャミ子「何食べたいか聞いた時にいつもなんでも良いよ~って返すからおかずに悩まされるんです!」
シャミ子「ご飯作ってる時も可愛い顔でこっちジロジロ見てくるから集中出来ないんですよ!」
シャミ子「最近だんだん私の作った物以外食べなくなって来ましたし…ちょっと心配です」
シャミ子「お風呂一緒に入ろうとすると断られるんです!」
シャミ子「じゃあいつお腹をさわれば良いっていうんですか!?」
シャミ子「お風呂上がったら耳掻きしてあげないと拗ねるし!」
シャミ子「ミカンさん!!」
ミカン「明日は夜雨が降るかもしれないわね」
シャミ子「この前のクリスマスにサンタさんのコスプレしたんです」
シャミ子「ちょっと肌面積多めの奴で…プレゼントは私です!っていうのやってみたくて」
シャミ子「そしたら俯いてばっかりで全然こっち見てくれなくって…!なかなかタイミングがはかれませんでした」
シャミ子「それで仕方なく適当なタイミングで強行したんですけど、顔を手で覆って黙りを決め込むんですよ!!」
シャミ子「絶対からかって私のこと笑ってたんです!こっちは勇気を振り絞ったのに!許さんぞぉ!」
ミカン「長くなるかしら…シャミ子今日泊まって行く?」
シャミ子「家事してると邪魔してくるんです!抱き付いてきたりのしかかってきたり!」
シャミ子「誰のために頑張ってるのかわかってるんでしょうかね!?」
シャミ子「お洋服屋さんで服眺めてたら露出が高いって怒るんですよ!服くらい自由に見てても良いと思いませんか!?」
シャミ子「たまにプレゼントにって買ってくれるんですけど…それだと私の負債が溜まっていくんです!」
シャミ子「"お返し楽しみにしてるね"なんて…これ以上私から何を搾り取ろうっていうんですか!?」
シャミ子「何回も見てるのにまだ変身してって言ってもなかなか変身してくれないし!必殺技も見せてくれない!!」
シャミ子「ミカンさん、もしかして私桃に嫌われてるんでしょうか…」
ミカン「実家からグレープフルーツたくさん送って貰ったの。食べるでしょ?」
シャミ子「私が外に行こうとしたら凄く悲しそうな目で見てくるんですよ!あんな顔されたら行きづらいっていうのがわからないんですか あやつは!」
シャミ子「外にいても桃の顔ばっかり浮かんできてなかなか集中出来ないんです!ほんと桃のせいで調子狂う!!」
シャミ子「帰ったらすぐくっ付いて来きて動けなくしてくるし…!私だって色々やらなくちゃいけない事があるのに!おのれ魔法少女めぇ…!」
シャミ子「そういえば桃は私がどこに出掛けてるのかわかるみたいです… 『シャミ子の事ならなんでもわかるよ』って言ってました、なんでだろう…」
シャミ子「ミカンさんは何か知ってますか?」
ミカン「グレープフルーツは砂糖や蜂蜜をかけると苦味が消えて食べやすくなるわよ」
シャミ子「この前一緒に出かけたんですけど、お揃いのセーター買おうとしたら"そう言うの恥ずかしいから…"って乗ってくれなかったんですよ!」
シャミ子「帰りの電車で私気付いたら寝ちゃってたんです。起きたらなんと公園で膝枕されてて……」
シャミ子「寝てる私をおんぶして一緒に改札出たって言うんです!!どれだけ私に恥を描かせるつもりだ、おのれ~!!」
シャミ子「帰った後のつぶやいたーのやり取りが終わらなくて全然終わらないせいで返って寝不足になっちゃいました」
シャミ子「はぁ…信じられますかミカンさん?」
ミカン「ちょっとかけすぎちゃったかしらね…」
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シャミ子「2人で初詣に行ったんです。出店でクレープが売ってたから別々の買って一口交換しようって話になったんですけど…」
シャミ子「桃が食べた所から食べたら桃ってば顔真っ赤にして文句言うんですよ!それくらい我慢しろってんです!!」
シャミ子「ここだけの話桃が口つけた所を食べるとほのかにフルーツの桃の味がして美味しく感じるんですよ」
シャミ子「あとあと、おみくじ結ぶところ 手が届くが全然空いてなくて困ってたんですけど…」
シャミ子「桃のやつ、私を抱き上げて高い所に結ばせたんですよ!!普通に桃が結んでくれれば良かったのに!『自分で結ばないと意味がないかもだよ』とか言われて…」
シャミ子「ミカンさん聞いてますか!?」
ミカン「最近加湿器買おうか迷ってるの」
シャミ子「前にもこんなことが…」
ミカン「みかんあと2箱しかないわね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャミ子「そういえばあの時…」
ミカン「お花摘んでくるわね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャミ子「それから、それから、」
\ピンポーン/
シャミ子「? どなたかいらっしゃいましたミカンさん」
ミカン「誰かしら、郵便じゃないだろうし…どうぞ!」
桃「おじゃまします」ガチャ
シャミ子「わぁ^~♡」
ミカン「桃!急にどうしたの?」
桃「シャミ子に会いたくなって…」
シャミ子「もんも♡」
桃「帰ろうシャミ子、お腹すいちゃった。シャミ子の作ったご飯が食べたいな」
シャミ子「し、仕方がないですね、何が食べたいですか!」///
桃「シャミ子が作ったものならなんでも良いよ」ガチャ
シャミ子「なんでも良いが1番困ると言っているだろう!今日はあったまるの作りますからね!」
シャミ子「あっ、ミカンさんお邪魔しました!」
ミカン「またいつでもおいでなさいな」
ドウシテココガワカッタンデスカ…
\バタン/
ミカン「…」
ミカン「1日無駄にしたわね…」
頑張れミカンさん!
上手なお付き合いで円滑な友好関係を維持して行くんだ!
>ミカン「またいつでもおいでなさいな」
ここママミカン