「スプラトゥーン」の中毒性が極端に高い理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190126-00262077-toyo-bus_all今回は「スプラトゥーン依存」の家族に苦しめられた2つの事例を紹介するとともに、なぜそのような中毒状態が引き起こされるのかをスプラトゥーン2のゲーム設計をひもとくことで考えていきたい。
■夜な夜な「殺すぞ!」と叫ぶ夫
ともみさん(仮名)の夫、誠さん(仮名)は仕事から帰宅すると毎日7時間、深夜3時まで「スプラトゥーン2」をプレーするようになった。
もともとは2017年の冬に小学生の長女りんりさん(仮名)のクリスマスプレゼントに買ったものだが、りんりさんがプレーする時間は皆無となった。
誠さんがプレーするのはリビングのテーブルの上。
自分の意に沿わないゲームプレーをする味方に対して「塗れ、塗れ! 塗りまくれ! お前なにやってんだよ!」「殺すぞ!」など罵声とともに床を踏み鳴らす行為を毎日のように繰り返した。
その音は家中に響き、家族は不眠に陥った。最初はスプラトゥーン2に興味を示していたりんりさんも「パパ、異常」とあきれ果てた。
深夜の怒鳴り声にともみさんが「声がうるさいから、ほかの部屋でやってほしい」と言うと、誠さんは「俺は稼いでるんだ! ゲームくらい好きにやらせろ!」と約10分間にわたってキレた。
りんりさんは父親の暴言に毛布をかぶって震え上がった。そこで、ともみさんは改善自体を諦めた。
この状況は1年経っても変わることはなく、夫婦関係は冷え込んだ。
上記は、実際身近で起こった「ゲーム障害」が家族の輪をむしばんだ例である。
筆者は「スプラトゥーン2」が中毒症状を引き起こす要因になっていると思うポイントは4つある。
1. 「クリア」という概念がない
さて、「スプラトゥーン2」のゲーム構造について簡単に述べさせてもらおうと思う。
まず、特徴的な構造としては、課金が「買い切りシステム」であること、そして、イベントなどの仕組みは「ソシャゲ的」であることが挙げられる。旧来の一般的なゲームは、「買い切り型」と呼ばれているゲームシステムになっており、一定のボリュームのゲームをすべてクリアして終了、という仕組みだ。
つまり、ゲームを買った息子や旦那がゲームに夢中になっても、いずれは終わりがくるし、長時間ハマればハマるほどクリアまでの日数は急速にカウントダウンされていく。
ところが「スプラトゥーン2」は「買い切り型」のゲームでありながら、ソーシャルゲームのように、さまざまな新アイテムや新武器、イベントの追加が定期的に行われている。つまり、スプラトゥーン2が運営が更新をやめない限り「プレーに終わり」がないのである。
2. 月額300円で無限に遊べる
終わりがないのはゲームデータやイベントの更新による新規要素の定期的追加だけではない。
一般的なオンラインゲームのほとんどは「アイテム課金」というシステムを取り入れている、このシステムはゲームアプリ自体は無料だが、ゲームを快適に遊ぶにはガチャであったり消費型アイテムが必要になる。
ゲームをプレーするためには「スタミナ」を消費するのが一般的だが、このスタミナがなくなった際にプレーヤーは「待つ」または「お金を使う」の2択を迫られる。
これによって「財布の終わり」というプレーの終了が訪れるのだが、「スプラトゥーン2」はプレーヤーがやる気をなくさない限り終わりがない。ひとたび「スプラトゥーン2」のパッケージを購入さえすれば、その後は月に300円のNintendo Switch Onlineの費用だけで、
お金をいっさい使うことがなく24時間遊び続けることができるのだ。
そして、スプラ中毒状態に陥っていく。
3. お金の代わりに時間をのみ込む「ガチャ」
その昔、コンシューマーゲーム会社出身の人間は「ソシャゲが作れない」と言われていた。これはさまざまな心理効果を使い、プレーヤーをゲームに粘着させ中毒状態にさせるノウハウ、そして課金の導線の経験をコンシューマーゲーム会社がまだ持っていなかったからだ。
筆者も昔、ソーシャルゲーム会社の新人プロデューサーが超大ヒットアーケードゲームの開発者に対して「ゲームの作り方わかってます?」と言い放っているのを見たことがある。
■任天堂もついに「ソシャゲ」時代に対応
任天堂も同様に、お世辞にも「ソシャゲ」の仕組みに順応しているとは言えなかったが、ついに「ソシャゲ」時代に対応してきたのが「スプラトゥーン2」なのである。
「スプラトゥーン2にガチャなんてあったっけ?」と言う人もいるかもしれない。
ところが、「ギア」という恐ろしいガチャシステムがあるのだ。
「スプラトゥーン2」ではゲームプレー内で手に入る装備品はブキ(武器)、ギア(服類)の大きく2つに分けられる。
このうちのギアには「見た目」「部位」「スロット数」「ギアパワー」の4つの要素がある。ギアはアタマ、フク、クツの3部位に分かれていて、さまざまなデザインが用意されている。
ゲーム内で手に入れた「ゲソコイン」と呼ばれるゲーム内通貨と引き換えにこれらは入手でき、ただ見た目的に気に入った物が欲しいだけならば、日替わりで商品が並ぶ服屋で比較的簡単に手に入る。しかしギアにはスロットとギアパワーという恐ろしい仕組みが用意されている。
ギアパワーは対戦を有利に戦うためのさまざまな性能アップをしてくれる。
だが、各部位のギアごとにギアパワーを取り付けるためのスロット数を増やすのにも、すでにあるギアパワーを強力なギアパワーに付け替えるのにも膨大なプレー時間が必要となる。
4. 毎日ゲームを立ち上げないと損をする
「スプラトゥーン2」はソシャゲの黎明期の重要要素の1つ「承認欲求を満たす場の用意」がしっかりとなされている。
ゲーム中の広場「ハイカラスクウエア」で自分のギアだけでなく、ギアパワーも見せびらかすことができるのだ。そして、他のプレーヤーが装備しているギアは「スパイキー」に注文することで自分も同じものが手に入るのだが、これは「リテンション効果」を生む仕組みになっている。
スパイキーへの注文は1日に1回しかチャレンジできない。これは「機会損失の回避」という非常に強い人間の欲求に作用し、1日1回必ずチャレンジすることをプレーヤーは自ら望んで行う。「ゲーム障害」当事者の家族が疑問に思う「なぜ毎日スプラトゥーン2をやるんだろう?」の答えの1つは、毎日立ち上げないと損をするからなのだ。
そして、この1日1回のチャレンジはガチャと同じ仕組みになっており、ソシャゲのガチャ同様、ほとんどの場合が望んだものが手に入らないので、強力なギアである「特級品」を手に入れるには膨大な時間が必要となる。
確率的にいちばん有利な状態のランク20以上のプレーヤーが、「特級品」を入手できる確率は0.5%。
これは、100日間毎日チャレンジしても60%の人が1回も特級品が出てこない計算になる。1年続けると86%の人が「当たる」ことができるのだが、この「外れる」行為も「中毒性」に強く作用する。
■仕事中もスプラトゥーンから離れられない
さらにスマホと連動した「ゲソタウン」というシステムが「中毒性」と「リテンション効果」を共に高める。
スマホ用の「Nintendo Switch Online」アプリでは、時間限定で高性能なギアを配信している。これを購入することで、ゲーム中でスパイキーからそのアイテムを受け取ることができるのだ。
この「ゲソタウン」はスマホでアクセスできるため、プレーヤーはゲーム機を持っていない状態でも、期間限定のアイテムのために「スプラトゥーン2」というコンテンツに定期的に接触する。そして、帰宅後は注文したアイテムを受け取るために「スプラトゥーン2」を立ち上げるという、中毒状態を途切れさせない仕組みと、
ゲームができる環境になり次第立ち上げさせるというコンビネーションが完璧にでき上がっているのだ。お金稼ぎやアイテムゲットには欠かせない「サーモンラン」や、各種マッチ(バトル)のスケジュールもスマホから確認できる。
ゲームデザインの視点からみると「見事」だが、ゲーム中毒の家族を抱える家庭からすると「悲劇」なゲームシステムなわけだ。
■おとなしい子どもがゲーム機をたたきつけた
最後にもう1つ、「スプラトゥーン」によって壊れた家族の事例を紹介する。
当時小学6年生のミサさん(仮名)が「スプラトゥーン」を始めたのは2016年。めきめきと上達し、ランクはS。学校から帰ると夕飯を食べる間も惜しんで「スプラトゥーン」をやるようになった。
普段はまじめでおとなしいミサさんだったが、2016年夏のある晩、ネット対戦で味方に激高し、ゲーム機Wii Uを「わー!!」と叫びながらテーブルにたたきつけた。
両親が強く注意すると、逆ギレして最後は自室にこもってしまった。父親は人格を変えるこのゲームに恐怖を感じ、スプラトゥーン禁止令を出した。
世界保健機関(WHO)は2018年6月にゲームに依存している状態を「ゲーム障害」という名前で、疾患として認めた。今年5月にものWHO総会で承認される予定だ。
各種依存症の特徴としては「依存対象との接触のコントロールができないこと」「依存対象に接触する強い欲求があること」が挙げられ、
そして、それらが原因でトラブルを起こしても依存対象との接触がやめられない状況を指すと言われている。そして、生活や仕事、家族よりも依存対象との接触を優先してしまう。「自力での依存症からの脱出は無理」で、専門家のカウンセリングや家族の協力が必要だとされている。
嘘松記事
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筆者 世永玲生
略歴
2002年までソニー・ミュージックエンタテインメントに勤務。画像に関する特許取得に関わる[1]。
imode公式コンテンツ発のRPGをリリースしている[2]。その後、セガに移籍し、ゲーム原案製作者となる。
草
うーんこの
ゲーム関係ない奴ならこんな内容でもしょうがないと思ったけどこれは
あっ(察し)ふーん
やっぱネガキャンってあるんすねぇ
これで台無しやんけ
落ちやめろ
ゲートキーパーの鑑
ズレまくったこと書いてると思ったらそういうわけか
退職してもなおネガキャンを続けるソニー社員の鑑
記事から悪意しか感じないが
ワイはチームで撃ち合いとかギスギスしそうで嫌だけど
味方に怒りが湧いてくるのだけは事実だな
PCなら月額も取られない
こういう人たちがムキになるのって自分の性格の問題じゃないの?
そもそもソシャゲは金はもちろん時間もめちゃくちゃ食う
>「Nintendo Switch Online」アプリでは、時間限定で高性能なギアを配信している。
マ?
嘘やで
高性能ていうかただの見た目違うだけやんけ
ところどころ話盛りすぎやろ
いつしか自分が最早そのゲームを楽しんでいないと気づいてさっぱり辞めた
課金なしの面白いネトゲ作るとか任天堂最低だな
任天堂コンプが凄いんだろうな
ソニー→任天堂を敵対視
任天堂→我関せず
マイクロソフト→日本人は買わない(米兵用)
そらそうなるわな
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学生のレポートより酷いじゃねーか
これもう普通にプレイして楽しんどるやろ
経済誌でもこの手の記事は女性週刊誌と大差無い、むしろ看板で誤魔化す分質が悪い
牛乳で割って飲むコーヒーの原液を「コップ1杯でこんなに糖分がある!糖尿病になる!」
とかプレジデントだかダイヤモンドだかが書いてた
元からプレシデントなんて女性週刊誌みたいなもんやろ・・・
対象年齢考えるとゲンダイの方が近いかも
引用元: http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1548561164/