
杏里「大人ぶってるくせに世話がかかるところ、すごく可愛くて私は好きだなー」
ミカン「す、好きって///」
杏里「うん、私はミカンのことが好きだよ」
みたいなね
ミカン「私も佐田さんのことは好きよ」
杏里「もー魔法少女ってみんな鈍くないとなれないの?」
ミカン「え?」
杏里「それとも相手を恥ずかしくさせる交渉術か何かなの?」
ミカン「だ、だって私達女の子同士だし」
杏里「シャミ子と桃もそうだよ?」
ミカン「そ、それはそう…なんだけど///」
とかね
杏里「お肉が解決してくれない悩みはこれが初めてでさー」
ミカン「恥ずかしいと言ってるけどすごく平常に見えるわよ佐田さん」
杏里「虚勢はってるからねーあとできたらなんだけど」
ミカン「?」
杏里「杏里って呼んでほしいな」
とかあるじゃん?
続けて?
杏里「まぁすぐ応えてもらえるなんて思ってないし…そろそろミカンも帰らないといけないんじゃない?」
ミカン「あ、もうこんな時間!ウガルル待ってるかも」
杏里「お世話頑張ってねミカンママ」
ミカン「ママはやめて、あと…その…またね、杏里」
杏里「うん!今度からガンガンアタックしてくからよろしくねー」
ミカン「も、もう///」
とかさ
才能あるぞ
ミカン「おまたせ杏里…えへへ、どうかな?今日はデートだから張り切って黄色とオレンジの明るめの色で固めてきたの!柑橘系のコロンもつけてるわ!」
ミカン「あの店の新作レモンティー飲んでみたいわよね、みかんタルトも絶品よ!夕食はせっかく二人きりだしお肉でも食べに行かない?レモンダレや柚子胡椒で食べるサッパリな女子ウケメニューも豊富で…」
ミカン「最近お肌の調子が悪い?だったらまずはビタミンね、柑橘系の果物がおすすめよ!料理を作ったけど盛り付けに華がない?だったらスライスレモンを乗せるのがおすすめよ!」
杏里「早速遊びに来たよー」
ウガルル「ボスのトモダチ?」
杏里「そーそー杏里だよーお近づきの印にお肉をあげよう」
ウガルル「アイツ好き」
ミカン「一発で餌付けされたわね…」
と番犬も瞬殺してさ
杏里「前もそうだったけどミカンって片付けは苦手だよね」
ミカン「う…そうかしら?」
杏里「ゴミ袋溜まってるしわかるよー」
杏里「私結構なんでもできるから有望株でおすすめだよー」
って押せ押せでさ
SSにしよう
ミカン「ほらウガルル、あーん」
ウガルル「アーン……モグモグ…」
杏里「ねぇミカンー私はー?」
ミカン「ええっ!?…しょうがないわね……あーん…」カァァ
杏里「あーんっ! ミカンの食べさせてくれるお菓子は美味しいなぁ!」
ミカン「もっ、もう! ハラスメントっ!」
ウガルル「ミカン照れてル!顔真っ赤!」
シャミ桃「「……」」
桃「シャミ子、あ…あーん……」
シャミ子「桃!?」
ウガルル「……zzz」
ミカン「ウガルル、遊び疲れて寝ちゃった」
杏里「もうけっこう遅いからね、そっとしといてあげよう」
ミカン「……杏里、いつもありがとう」
杏里「えっ、どしたの急に?」
ミカン「あの子、杏里が来てくれるようになってからいっつも楽しそうなのよ」
ミカン「元々元気な子ではあったけど、これまでは門番ばっかりだったから、遊び足りなかったと思うの」
ミカン「いっぱい遊んでくれる人がいてくれるお陰ね。 私一人だったら、こんなに上手く相手してあげられなかったと思うし」
ミカン「その……大変なことも多いけど、これからも一緒にいてくれたら……」カァァァ
杏里「…おっ? これはとうとう認めてもらえたのかな?」
ミカン「あんなに迫られたら…私だって、ちょっとはその気になっちゃうし…」
ミカン「それに、杏里ってばウガルルとばっかり遊んで……私だって……」
杏里「……娘に妬いてらっしゃる?」
ミカン「そ、そんなことない!」
ミカン「ほら、今ならあの子も見てないし……いいわよ…?」
杏里「…やーっとお許しが出たね!」
ミカン「恥ずかしいから…一回だけね…」
チュッ…
杏里「……えへへ」
ミカン「……~~っ!」
ウガルル「ミカン! 杏里! 今チューしてタ!?」
杏里「!!?」
ミカン「!!?」
ウガルル「二人とも仲良し! ラブラブ! ケッコンしタ!」
杏里「……」カァァァ
ミカン「……」カァァァ
頑張れ二人とも! 娘と一緒に明るい家庭を築くんだ!
4巻のミカンを心配する杏里はめっちゃいい